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/ Maclife 5 / MACLIFE05-No-85-1995.ISO.7z / MACLIFE05-No-85.ISO / FreeWare / MACUSL / 家計簿 v0.92.cpt / マニュアル / 2.第二章 < prev    next >
Text File  |  1995-06-21  |  11KB  |  195 lines

  1. 第二章 操作説明 家計簿スタック編
  2.  
  3. 一、記載
  4. 『家計簿スタック』に日々の収入・支出を記載する方法はとても簡単です。ス
  5. タックを最初に開いたときに表示されているカード(『入力カード』)で記載
  6. を行ないます。
  7.  
  8. 『入力カード』の真ん中よりちょっと下の左側にあるフィールドに書かれた数
  9. 字が記載内容の日付を表します。通常はスタックを開いたその日の日付が入力
  10. されていますが、昨日とか数日前の収入・支出を記載する場合には、フィール
  11. ドの左側にある上下の矢印ボタンを利用して日付を調節して下さい。日付
  12. フィールドにはロックをかけていませんので、直接日付を修正することも可能
  13. です。なお、現在の日付より前の日付で記載された内容は、カードの一番上に
  14. ある『出納帳A』に記載されますが、現在の日付より先の日付で記載された内
  15. 容は、『出納帳A』の下の『出納帳B』に記載されます。『出納帳B』に記載
  16. された内容は、その日付以降に『家計簿スタック』を開いたときに自動的に
  17. 『出納帳A』に転記されます。
  18.  
  19. 日付フィールドが適切な日付を表示していたら、次はその右下のフィールドか
  20. ら『区分』を選択し、マウスでクリックします。クリックで選択されたのと同
  21. じ文字がその上のフィールド(日付フィールドのすぐ右のフィールド)に表示
  22. され、その『区分』に対応する『項目』が右側のフィールドに現れます。同じ
  23. ようにして、『項目』・『細目』を選択して下さい。
  24.  
  25. 『細目』を選択すると金額フィールドでカーソルが点滅しますので、ここで金
  26. 額をキーボードから入力します。ただし、そのときに『支払方法』ポップアッ
  27. プボタンが正しい支払方法を表示しているかを確認して下さい。そして、正し
  28. くなければ『支払方法』ポップアップボタンを正しくセットしてから金額を入
  29. 力して下さい。『移動』の『口座・口座間』では『細目』として選択した口座
  30. へ『支払方法』として選択した口座から移動がなされるものとして記載して下
  31. さい。また、支払方法と表示されてますが、もちろん収入のときは入金先の指
  32. 定として使います。なお、『支払方法』ポップアップボタンは『入力カード』
  33. を開いたときには自動的に「現金」に設定されますが、その後変更を行うとそ
  34. の状態がそのまま維持されます。逆に言えば、最初に現金での収支を記載し、
  35. その後も支払方法ごとにまとめて記載を行うと簡単です。
  36.  
  37. 金額をキーボードから入力してそのままリターンキーを押すか、または金額
  38. フィールドの下の『登録』ボタンをクリックすると、記載処理は完了です。日
  39. 付フィールドの内容に応じて『出納帳A』または『出納帳B』に記載され、
  40. 『所持金残高』、『口座残高』が計算されます。なお、クレジットカードを利
  41. 用した場合については、『口座カード設定』カードで設定したデータをもとに
  42. 今回の利用が決済される日を算定し、その日付で『出納帳B』に記載されます。
  43. なお、カード利用の決済については、翌月決済だと思っていたものが翌々月に
  44. なるなどのこともありますので、そのあたりは例えばカード会社からの明細が
  45. 届いたときなどに確認し、必要があれば修正して下さい。『入力カード』の
  46. 『移動』ボタンの上にある『カードチェック』ポップアップボタンをクリック
  47. し、チェックしたいカード名を選択すると、『出納帳B』の記載の中でそのカー
  48. ド名が記されたものをボールドで表示しますので、確認に利用して下さい。
  49. 『カードチェック』ポップアップボタンで「カードチェック」を選択すれば表
  50. 示は元に戻ります。
  51.  
  52. 『出納帳A』、『出納帳B』ともフィールドにロックはかかっていませんので、
  53. 記載内容に間違いがあったような場合には、直接その部分にマウスカーソルを
  54. 合わせて、その部分だけを修正することができます。ただ、金額などを修正し
  55. た場合には、その結果は自動的には残高フィールドに反映されませんので、
  56. 『再計算』ボタンをクリックして残高を計算し直させて下さい。
  57.  
  58. tips1 簡単な計算は…
  59. ハイパーカードを利用中にコマンドキー+Mを押すとメッセージボックスが現
  60. れます。ここに計算式、例えば 500+300 というように入力してリターンキーを
  61. 押すと計算結果 800 が表示されます。家計簿を付ける際の簡単な計算はこれで
  62. 充分間に合うでしょう。
  63.  
  64. tips2 細かな品目の記載
  65. 出納帳に記載される内容は、「日付,区分,項目,細目,金額,支払方法」が基本で
  66. す。クレジットカードを利用した場合については、支払方法の部分にそのカー
  67. ドの決済口座名が記載され、さらにその後ろに「,カード名(カード利用日)」が
  68. 付加されます。そして、特に具体的に何に使用したかを記録しておきたい場合
  69. には、「,」で区切ってさらにその後ろに品名などを記載してもかまいません
  70. (『出納帳A』または『出納帳B』で直接入力して下さい)。例えば、
  71. 95.07.11,支出,パソコン,通信,7148,中国銀行総合,DCカード(95.06.02),NIFTY5
  72. のように記載します。
  73.  
  74. tips3 クレジットカードで収入?
  75. 区分として『収入』または『特別収入』を選んでいたときにもクレジットカー
  76. ド利用として記載することができます。日本では個人がクレジットカードで支
  77. 払を受けることはまずありませんのでこの機能は意味が無いように思われるで
  78. しょうが、例えばニフティ・サーブでアクセスギフトをもらったような場合、
  79. これをニフティ・サーブの課金の減少として記載することもできますが、収入
  80. としてちゃんと記載しておきたいという場合に、カード利用の収入として記載
  81. することができるわけです。
  82.  
  83. tips4 キャッシングの記載
  84. 一時的な借金などは『移動』区分の『立て替え』で記載するのが妥当でしょう。
  85. 『立て替え』項目の細目として『+借金』、『-返済』を設定し、お金を借りた
  86. ときに『+借金』として記載し、返済したとき、あるいは返済予定の日付で『-
  87. 返済』として記載するわけです。なお、利息を払わなければならないような場
  88. 合には、ちゃんと『支出』として別個に記載するべきでしょうが...
  89.  
  90. 二、設定
  91. まず、『口座カード設定』カードに移動して、『繰越処理日』を適切な日に設
  92. 定して下さい。直接入力することもできますし、矢印ボタンで設定することも
  93. できます。月に一回、収支の区切りがついて、それまでの一カ月の収支を振り
  94. 返り、これからの一カ月の生活を計画するのに適当な日を設定します。序章で
  95. 見たように、この日が来ると『繰越』処理を促すアラートが出ます。
  96.  
  97. そのカードでさらに「口座名」、「カード名」を設定します。
  98.  左側が口座設定用のフィールドです。銀行などの口座名を1行に1つ記載し
  99. ます。口座名の後ろに",*"と付加されている口座については、家計簿スタック
  100. での集計の際に、その口座への入金を「貯蓄額」として計上します。また、現
  101. 金での将来の支出(『出納帳B』)に記載される支出は、将来の所持金残高の
  102. 表示というのはありませんので、口座の中で1番上の口座から差し引きます。
  103. ですから、給料の振込口座などを1番上に記載して下さい。
  104.  右側がカード設定用のフィールドです。1行に一つのカードを、
  105. 「カード名,締日,決済日,決済口座」
  106. という形式で記載します。
  107.  設定が終了したら、『口座・カード変更』ボタンをクリックして下さい。こ
  108. こで設定された内容が『口座一覧』カードや『入力』カードの『支払方法ボタ
  109. ン』に反映されます。『口座一覧』カードに移動し、口座名が正しく設定され
  110. ていることを確認したら、家計簿をつけ始める最初の時点での各口座の残高を
  111. 『月初高』に入力します。必要があれば『メモ』欄にも記載して下さい。その
  112. 他の部分については、一通り設定が終わってから『入力』カードで『再計算』
  113. ボタンをクリックすれば『月初高』から自動的に計算されますので、入力の必
  114. 要はありません。
  115.  
  116. 『支出細目』カードに移動し、『支出』の『項目』・『細目』を設定します。
  117. また、ここで設定された『項目』・『細目』は『特別支出』の記載の際にも利
  118. 用されます(『項目』・『細目』としてどのようなものを設定したら良いかに
  119. ついては、第一章の二、用語説明を参考にして下さい)。設定の方法は、まず
  120. 『項目』を決定し、それを『支出項目』と書かれた細長いフィールドの下の
  121. フィールドに記入します。その後『項目名変更』ボタンをクリックすると、支
  122. 出項目として設定された文字列に合わせて細長いフィールドの内容が変わりま
  123. すので、それぞれの『項目』名が表示された細長いフィールドの下のフィール
  124. ドに、それぞれの『項目』の『細目』を記入して下さい。
  125. 『収入』の『項目』・『細目』の設定は『支出』の『項目』・『細目』の設定
  126. と同様です。
  127.  
  128. 『移動』については『項目』を変更することはできません。『所持金・口座
  129. 間』と『立て替え』の『細目』を変更することはできますが、変更の必要は無
  130. いでしょう(変更する場合には、『細目』名の頭にある「+」、「-」の記号に
  131. だけ注意して下さい)。『口座・口座間』の細目については、上述の口座名の
  132. を設定から『口座・カード変更』ボタンによって転記されているはずです。
  133.  
  134. 『月例処理』カードに移動して、毎月の定期的な収入・支出を設定します。
  135. 『月例処理』の記載は基本的には『入力』カードでの収入・支出の記載と同じ
  136. です。ただ、日付については年月の記載がなく、日だけです。ここで設定され
  137. た内容は、『繰越』処理のときに年月を付加されて『出納帳B』に転記され、
  138. 実際に収入・支出が行なわれる日が来ると、『出納帳B』から『出納帳A』に
  139. 転記されることになります。ただ、『月例処理』を記載する際に『転記時に照
  140. 会する』チェックボックスにチェックを入れておいたものについては、日付の
  141. 後ろに「+」マークがついて記載され、『出納帳B』から『出納帳A』への転記
  142. の前に、「○○の処理は済みましたか。」という照会が行なわれます。既に処
  143. 理が済んでいれば『処理済』と答えればそれでよいわけですが、『未処理』で
  144. あったり、『金額変更』があった場合にはそのように答えて下さい。『金額変
  145. 更』の場合には、金額を聞いてきますので、正しい金額を答えて下さい。また、
  146. 『未処理』と答えた場合には記載された日付を翌日の日付に修正します。逆に
  147. 言えば、そのように金額が変わったり、あるいはその日に収入・支出がある予
  148. 定ではあるけれども、事情によって2、3日遅れたりするようなものについて、
  149. 『転記時に照会する』チェックボックスにチェックを入れて記載すれば良いわ
  150. けです。『月例処理カード』にある『ソート』ボタンは『月例処理』として記
  151. 載された各行をソートします。『クリア』ボタンは月例処理として記載された
  152. 事項を全て消去します。
  153.  
  154. 以上、一通り設定が終了しましたら、『入力』カードに戻ります。『出納帳B』
  155. に何か入力されていたら、それは手作業でカットして下さい。その上で、『繰
  156. 越』ボタンをクリックし、「集計及び集計スタックへの転送を行ないますか。」
  157. には「いいえ」と答えます。その後、所持金の額を聞いてきますので、正しい
  158. 所持金を入力して下さい。処理が終了すると、『出納帳A』の1番上の行に
  159. 95.05.00,繰越,32631
  160. といった形式でつけ始めの所持金が表示されているはずです。『繰越』ボタン
  161. で処理を行った場合には、自動的に再計算も行われますので、口座残高も計算
  162. されているはずです。『入力』カードの残高ポップアップボタン、『口座一覧』
  163. カードなどを確認してみて下さい。
  164.  
  165. 三、集計
  166. 『集計』カードの『集計』ボタンをクリックすることで、現在までの収入・支
  167. 出の中間集計が行なわれます。上の方の『現在の表示は:』の横にある『通常
  168. 支出』、『通常収入』のボタンは、これをクリックすると、表示がそれぞれ
  169. 『特別支出』、『特別収入』に切り替わります。再度クリックすれば元に戻り
  170. ます。『支出予算』のフィールドについてはロックをかけていませんので、自
  171. 由に記載して下さい。なお、予算の立て方については第一章を参考にして下さい。
  172.  
  173. 『集計』を行なった場合、口座名の設定において口座名の後ろに",*"と付加さ
  174. れている口座への入金は『貯蓄額』に加算されます。
  175.  
  176. 『特別支出』については半年の期間で考えることを基本としていますので、各
  177. 月の『繰越』処理が行なわれた場合に、その月の『特別支出計』が『特別支出
  178. 累積額』に加算されます。そして、中間集計を行なった場合には、『特別支出
  179. 予算』から『特別支出累積額』とその月の『特別支出計』を差し引いた金額が
  180. 『特別支出』の『残額』として計算されます。なお、『特別支出累積額』につ
  181. いては、それを自動的にクリアするような仕掛けがありませんので、適宜手作
  182. 業で0に戻して下さい。
  183.  
  184. 四、検索
  185. 『検索』カードで検索を行います。『検索』ボタンの右側にあるフィールドに
  186. 検索したい文字列を入力し、さらに検索したいフィールドをその横の『出納帳
  187. A』、『出納帳B』のチェックボックスでチェックして(*1)、『検索』ボタン
  188. をクリックすると、選択されたフィールドの中から該当文字列を含む行をその
  189. 上のフィールドにコピーし、またその金額の合計を計算します。単純にその文
  190. 字列を含む行を探してくるだけですので、多くを期待してはいけません。
  191.  
  192. 脚注
  193. *1  どちらのチェックボックスにもチェックがない場合には、『出納帳A』の
  194.   みの検索として処理します。
  195.